若樹






今日がお誕生日
   16歳になる若き君へ。。。









君はまだまどろみながら
その胸に芽吹いたばかりの若樹を抱いている



君は何処へ向かって伸びようとしているのだろう



見上げる空はどこまでも広く可能性を秘めて
君の目の前に大きくひらかれている



君は腕を伸ばす
風にさえぎられようとも
雨に打たれようとも
雲が頭上を被い
光が見えない日にも
君は構わず顔を上げ空を見上げて腕を伸ばす



ねえ
うつむいたっていいんだよ
泣いたって恥ずかしくなんかない



涙はね
いつか根元に零れ落ちて
きみの栄養になるんだ



葉陰に孤独を映し
幹には挫折を記す
葉を落として
寒さに耐え



そしてまた芽吹きの季節を迎える



何度も



何度も



そして虹がかかった



まっすぐに伸ばした腕のその先
風に打ちひしがれ
雨に濡れそぼり
いつか雲は流れ時は巡る
顔を上げ続け
ひたむきなまなざしの結ぶところ



空は何処までも青く
可能性というきらめきを放っている



君が求めるもの



それは形にはならないのかもしれない
感触さえないのかもしれない
でも心には刻まれてゆくだろう



そしていつか



君がその胸にいだいている若樹は
しっかりと根を張り広く枝を伸ばす



大きな樹となるんだ!!









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# by hikarinekokirari | 2017-10-05 10:05 | 未来へ | Comments(4)

風の街




その街はいつも
    来る人をそっと包み込み
        優しく迎え入れてくれる



そこは痛みを持つ人々が辿り着くところ
    時という名の風が吹く



忘れ人の街と人はいう
   


高く   遠く
      風が巡り    風が渡る



その街には
    やがてその身が軽くなるまで  
        いつまでも留まることができる   



だから安心して泣くがいい
    心のたけを思いきり叫ぶがいい



張り付く想いは
    時に纏って踊り狂おう
        爪先に血が滲み
            膝が頽れてしまうまで



胸つく想いは 
    転げまわって叫び狂おう
        喉破れて血を吐いて
            声が枯れてしまうまで



そこでは何時も
    時という名の風が吹き
        心を締め付け 
            沈み込もうとするものを
                すべて運び去ってゆく
    


高く   遠く
      風が巡り    風が渡る



そこは旅立ちの街とひとはいう



いつかその身が軽くなり歩み去ろうとする人の
    背中をそっと押してくれる



その街はいつも
    望む人のところへ現れる
        そしてそこには
            


時という名の風が吹いている









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# by hikarinekokirari | 2017-09-16 21:16 | 日々の想い | Comments(4)

こ・こ・ろ








雲が たなびいている

   あらゆるものに そっとふれ

      空へ空へと  ひきあげながら




そこでは

   此方と彼方が交わり合い

      言葉となる前の想いが行き交う

   



   太陽の洗礼を受け 月の陰りを癒し

      降りてゆくのか 昇ってゆくのか 

   逡巡している





風が吹きすさび
 
   一瞬に 散り散りとなっても

     遙かなる旅の果てに 残りゆくもの





それを 

   こ・こ・ろ

       と 名付けよう。。。











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# by hikarinekokirari | 2017-03-24 06:48 | 彼方への想い | Comments(2)

空洞











心の中に


空洞がある


それは失われしひとへの


確かな証







今はただ


きりきりと


そのひとを


悼むのために・・・








いつか


たいらな気持ちで


その空洞を


そっとめでる・・・






心の中に


ぽっかりできた空洞は


過ぎし時の


慈しみの証












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# by hikarinekokirari | 2017-03-10 12:40 | 日々の想い | Comments(6)

ひかりのこ






ひらり ひらり

舞い降りて




ふわり ふわり

降り積もる




きらり きらり

光をあびて




こくり こくり

まどろんで




しゅわわ しゅわわ

とけだして




しゅるり しゅるり

しみてゆく




とくん とくん

すいこまれ




ひょこり ひょこり

萌えいでる




くるり くるり

蕾となって




ふるる ふるる

花ひらく




ぽわり ぽわり

ほどけでて




ぷかり ぷかり

のぼりゆく












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# by hikarinekokirari | 2016-12-25 17:30 | ファンタジー

孤独のかたち















孤独のかたちが

決まっていたなら

わたしたちの寂しさは

少しは和らぐだろうか












孤独のにおいが

みなおなじなら

わたしたちはお互いに

もっとわかり合えるだろうか













孤独のかたちを

だれも知らない




胸の奥に潜む

孤独のかたちを知りたくて




触れてみたり

かいでみたり

眺めたり

耳をすましたり













孤独のかたちを

だれも知らない













こわごわと

手を伸ばしてみる

あなたの孤独は

どんなかたち?

どんな音を響かせてるの?





みんな違うかたちをしているから

どんなかたちか知りたくて

わたしたちはおたがいに

そっと

そぉっと

ふれあおうとしている














P.S
すっかりご無沙汰しておりますが
皆様いかがお過ごしでしょうか?
この頃実家へ通うことが多く留守がちで
更新も
皆様のところへのご訪問させていただくのも
すっかり滞っておりますが
その間もご訪問くださったり
イイネをくださったり
皆様本当にありがとうございます<(_ _)>
父の介護でまたしばらく留守にいたしますが
私は元気にしております。
実家ではPCは使えませんので
今度いつ更新できるかわかりませんが
此処は私にとって大切な場所なので
このまま残しておきます。
宜しかったら気が向いたときに
また覗いてやってくださいませ!
hikarineko








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# by hikarinekokirari | 2016-07-13 07:13 | つぶやき

緑の情景









樹々の間を通り抜けた風が、
  緑を纏って不意に心を連れ去る
    其処は清しき薫り漂うところ
      尊き命を育み
        遠き昔より森人の住む


       未来への輝きを信じきった未生の者たちが
         葉陰の露の中にまどろんでいる
           樹々に覆われた空気はうっすら緑に色づき
             気づきを得て戻った者の穢れを浄化し
               ゆっくりゆっくりとあたりを満たしてゆく
                 

           許されているのだろうか
             コンクリートの街をさ迷いつつ
               日々の営みに翻弄されながら
                 来るべき彼方への憧れだけは持ち続け
                   いつか森人の国へたどり着くことを




                  いや




例えコンクリートの街に埋もれようとも
  いつも心は森人のままなのだ
    新緑は心象を呼びさまし
      胸の扉の奥には今もなお
        緑の情景が生きていると告げる


       さあ顔を上げて光を浴びよう
         両腕をいっぱいに広げ
           ここに営まれるあらゆることを胸に刻み
             コンクリートの街を生きるのだ
               微かに緑の風をそよがせて


           いつか記憶で胸を満たしたら
             疲れた身体を静かに脱ぎ捨て
               心を解き放ち森人へと戻ろう
                 枝を広げ葉を揺らし
                   未生の者たちへの語り部となる


















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# by hikarinekokirari | 2016-05-28 18:05 | 彼方への想い | Comments(5)

胸の奥深く








光を胸の奥深くまで導き入れよう
             
     そこには生き行く切なさが
 
          通奏低音のようにいつも微かに響いている



生き行くことは 

     刹那に失い続けてゆくことだけど

          過ぎてしまった時々を失うだけではなかったと

               心の中で知っている




絶え間なく移ろい過ぎた

     時の流れを透かして見ると

          刹那に散った時々の欠片が

               煌めきを秘めてまどろんでいる



だから光を胸の奥深くへ導き入れよう

     きっとそこには生き行く甲斐が

          揺らめき見えてくるはずだから    









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<通奏低音について>
  通奏低音とは本来音楽用語です。
  最近はイメージから本来の意味と違った使い方をされるようになってきました。
  使われている漢字、耳で聞こえる印象として本来の意味と違っても
  感覚的に素直に受け入れられる使い方だと私は感じていますので、
  あえて表現としてこのような形で使ったことを明記しておきます。




                   

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# by hikarinekokirari | 2016-04-27 15:15 | 日々の想い | Comments(0)