カテゴリ:日々の想い( 17 )

風の街




その街はいつも
    来る人をそっと包み込み
        優しく迎え入れてくれる



そこは痛みを持つ人々が辿り着くところ
    時という名の風が吹く



忘れ人の街と人はいう
   


高く   遠く
      風が巡り    風が渡る



その街には
    やがてその身が軽くなるまで  
        いつまでも留まることができる   



だから安心して泣くがいい
    心のたけを思いきり叫ぶがいい



張り付く想いは
    時に纏って踊り狂おう
        爪先に血が滲み
            膝が頽れてしまうまで



胸つく想いは 
    転げまわって叫び狂おう
        喉破れて血を吐いて
            声が枯れてしまうまで



そこでは何時も
    時という名の風が吹き
        心を締め付け 
            沈み込もうとするものを
                すべて運び去ってゆく
    


高く   遠く
      風が巡り    風が渡る



そこは旅立ちの街とひとはいう



いつかその身が軽くなり歩み去ろうとする人の
    背中をそっと押してくれる



その街はいつも
    望む人のところへ現れる
        そしてそこには
            


時という名の風が吹いている









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by hikarinekokirari | 2017-09-16 21:16 | 日々の想い | Comments(4)

空洞











心の中に


空洞がある


それは失われしひとへの


確かな証







今はただ


きりきりと


そのひとを


悼むのために・・・








いつか


たいらな気持ちで


その空洞を


そっとめでる・・・






心の中に


ぽっかりできた空洞は


過ぎし時の


慈しみの証












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by hikarinekokirari | 2017-03-10 12:40 | 日々の想い | Comments(6)

胸の奥深く








光を胸の奥深くまで導き入れよう
             
     そこには生き行く切なさが
 
          通奏低音のようにいつも微かに響いている



生き行くことは 

     刹那に失い続けてゆくことだけど

          過ぎてしまった時々を失うだけではなかったと

               心の中で知っている




絶え間なく移ろい過ぎた

     時の流れを透かして見ると

          刹那に散った時々の欠片が

               煌めきを秘めてまどろんでいる



だから光を胸の奥深くへ導き入れよう

     きっとそこには生き行く甲斐が

          揺らめき見えてくるはずだから    









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<通奏低音について>
  通奏低音とは本来音楽用語です。
  最近はイメージから本来の意味と違った使い方をされるようになってきました。
  使われている漢字、耳で聞こえる印象として本来の意味と違っても
  感覚的に素直に受け入れられる使い方だと私は感じていますので、
  あえて表現としてこのような形で使ったことを明記しておきます。




                   

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by hikarinekokirari | 2016-04-27 15:15 | 日々の想い | Comments(0)

プライド


療養中の父へ






骨ばった肩に孤独を張り付かせ

貴方はゆっくりと歩き

海を見に行く

海と共に貴方は生きた

風を聴き

空を読み

波を制して未来を築いた





傾いだ背中が諦めないと呟き

貴方は満足そうに

船を数える

海と貴方は闘った

潮騒に

波跡に

今は失き岸壁を懐かしむ





頭をあげて悔しさをおし

水平線の彼方に

過ぎし日を描く

海深くに抱かれた

苦難

実績

その目には今も鮮やかに蘇る





貴方の波路を私は知らない

貴方の後ろ姿で

ただ推し量る

蒼き海に深く眠る

軌跡

誇り

それを私は胸に刻む









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父の事


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by hikarinekokirari | 2015-12-18 01:00 | 日々の想い | Comments(18)

君へ

☆今日、お誕生日の友へ!☆





君が苦しんでいる時

   僕はいるだけで何もできないかもしれない

       でも僕はそのまんまの君を受けとめようと思う



君が自分を許せない時

   僕なんて役にさえ立たないかもしれない

       でも僕はいつだって君の身方でいようと思う

      


僕たちはお調子者で浮かれてみたり怒ったり
   
    舞い上がったり、落ち込んだり。。。

        何時も不器用にあがいているよね!



だから正直に生きようとして

    傷つけたり傷ついたりしながらも

        体ごとぶつかってゆく君が好きだよ!



だからね、だから。。。

    僕は何もしてあげられないかもしれないけれど

        これからもずっと丸ごとの君と友だちでいるよ!!














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by hikarinekokirari | 2015-10-28 18:00 | 日々の想い | Comments(16)

見知らぬ秋



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ん と 秋空 目に染みた日は

何だか ココロが スカスカするから

ゆれる肩から 伝わってくる

君の笑いを ココロにまとう




ふぃに 秋風 感じた日には

何だか ココロが ヒエヒエするから

背中ごしに 安らいでいる

君の寝息を ココロに吹きこむ




フアン なんて感じてなかった

秋はいつでも

心静まる時だったのに

感傷的を飛びこえて 

見知らぬ秋が 忍び込む






寒さが指を ふるわせた日は

何だか ココロが 彷徨いながら

帰るところを 探し求めて

君のまなざしに 救われる




陽ざしが頬に やさしい日には

何だか ココロが まぁるくなって

そっと手のひらで 包みこみ

君にほらって さし出してみる




オソレ がないとは言えないけれど

シバレる時も 

陽だまりを見つけて

そのまんまの切なさと 

見知らぬ秋を 暮らしてみよう






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by hikarinekokirari | 2015-10-01 10:01 | 日々の想い | Comments(10)

秋の海辺で



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波の 冠が 現れる

波の先が硝子玉を連ねて光る

こんなにも煌めいているなんて

君の夏は幸せだったんだね!

その温かさが つま先に打ち寄せる

とどめることはできないけれど

波間に透ける笑顔が伝える

幸せな想いが確かにここで憩っていたことを




波のシンフォニーが響く

風と潮騒がハーモニーを奏でる

こんなにも優しいなんて

君の夏は美しかったんだね!

その喜びが 指先でゆらめく

 漂いいってしまったけれど

風にほどけた笑い声が伝える

美しい言葉がそこかしこに広がっていったことを




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by hikarinekokirari | 2015-09-18 01:10 | 日々の想い | Comments(6)

狭間で・・・







寄せて 返す 波の狭間に

時が 揺蕩う

戻りたいと 願う

進まなきゃと 思う




寄せて 返す 波濤の先で

心が 揺れる

叶わぬことだと 憂い

叶わぬからこそ 望む





寄せて 返すは 波・・・?

引き伸ばされた 時・・・

忸怩たる思いが うねり

無邪気な笑いが 響く





寄せて 返すは 時・・・?

はぐれてしまった 私・・・

心乱れて 彷徨い

心静けて 佇む











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by hikarinekokirari | 2015-07-20 17:48 | 日々の想い | Comments(11)

「まほう」の手



母の日に寄せて






こどものころ

あなたのしろい手は

「まほう」の手だと思っていた。。。

こともなく針に糸をすべらせ

ミシンをあやつり、編み機をくりだし

わたしはいつも

あなたの手からうまれる服に包まれていた。。。




今はもう

服を創らなくなってしまったあなた。。。




いつのまにかわたしは

あなたより素早く針に糸を通し

ミシンも操るようになったけれど

いまだにあなたほどはきれいに縫えない。。。

それなのにわたしの創った服を

喜んで着てくれるあなた。。。




ずいぶんしわになったけど

いまもしろく器用そうなあなたの手

もう「まほう」を使わないけれど

そのしわの一本一本に

過ぎし日の「まほう」がまどろんでいるの。。。?

あたたかな想いをいだきつつ







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by hikarinekokirari | 2015-05-10 10:10 | 日々の想い | Comments(22)

ふ・た・り




   君の知っている僕は
   僕の知っている僕だろうか。。。?
   僕の知っている君は
   君が思っている君でいるかい。。。?


   合わせ鏡のようにはいかなくて
   同じものを見ているはずなのに
   君の眼には 僕の見えない僕が映り
   僕は 君の知らない君を感じることがある


   これを 愛とよぶのか 
   孤独というのか
   僕には未だに
   判断がつかないんだ。。。


   一緒に旅をしたはずなのに
   僕の憶えている景色と
   君の話す景色とでは
   いつもちょっと違うよね


   かと思えば 
   一緒に映画を見ていて
   同じタイミングで
   同じ反応をしてみたり。。。


   こんなに長く一緒にいるから
   どうしたって ちょっと違って
   それでいて 不思議なくらい
   シンクロしている 君と僕


   もし 違いを際立たせるのが孤独で
   違いを埋めるのが愛なら。。。
   僕らはいつもその二つの間を
   行ったり来たりしているね


   だから 僕らはお互いに
   ちょっとだけ 寂しくて
   そして 僕らはお互いに
   時々とても 優しくなれる







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by hikarinekokirari | 2015-03-30 00:33 | 日々の想い | Comments(4)